九重山で駐車場が満杯だったのを学び、前日から由布岳駐車場で車中泊。
夜に星と由布岳が綺麗だったので写真でも撮ろうと車を降りると、藪の中からガサガサと気配がします。
目視はしていませんが、鹿だと思います。
夜の鹿怖すぎ。
ビビリの私はすぐに車に戻って夜の由布岳の写真は撮りませんでした。
由布岳は正面登山口からスタート。
朝からガサガサと鹿の気配がします。
私は由布岳は楽な登山だと思っていたので、靴紐をそこまで締めていませんでした。
途中まではハイキングのような楽しい道が続きます。
途中から傾斜がきつくなって、踵が浮いて摺れ、案の定靴擦れになりました。
正面登山道は見晴らしが良く、そんなに辛くはありませんでした。
山頂近くで、西峰と東峰にわかれます。
西峰は鎖場があります。
山頂でおじいさんがいろいろな山の話をしてきて、このお鉢を一周しないのか尋ねられました。
「私にはちょっと無理ですね。」
「行けるよ!岩が上を向いているから引っ掛けていけば大丈夫だよ!」
「今日は辞めておきます。行かないんですか?」
「俺は今日は海の藻を柿にあげるから帰らなくちゃ行けないんだ。」
「そうですか。」
そして行きとは違う日向岳に寄れる東登山道で下山開始。
これが鎖場連続の怖い道。
私は荷物が多いのでこういう道は本当に嫌い。
鹿のキエッ、キエッという警戒音が聞こえてきます。
山頂で会ったおじいさんは鎖場で私をアッサリと抜いて行きました。
そのあとしばらくして、中年夫婦に会いました。
「今朝は7:00に登山を開始したの。東から登ったほうが簡単だと言われて。そしたらいつの間にか崖の上に出ていたのよ。さっき、なんとか戻ってこれたの。」
お二人に会った時間は11:30。
「約4時間30分も彷徨っていたんですね。遭難しなくて良かったですね。」
「ハイキング程度の山だって聞いたから、こんなことになるとは思わなかった。」
「東って東登山道じゃなく、東峰のことだと思いますよ。この先もずっと鎖場が続きますよ。」
「そうなんですか?とりあえず行ってみます。この後印が少ないから貴方も気をつけて!」
(登山地図持っていないのかな…?)
この後、本当に迷いそうな道になりました。
トレースがたくさんありすぎてどこが登山道かわからないのです。
先ほどのご夫婦が迷われても仕方がない道かと思います。
テープやマーキングも黄色で紅葉の風景に溶け込んで見つけずらいのです。
何度も道を間違え登り返しました。
GPSがあって本当に良かったです。
日向岳は人っ子ひとりいない気配。
キエッと鳴きながら逃げるも、私はまったく追いつけるわけがありません。
知床の鹿と違い、人間になついていないのですぐさま逃げますね。
お尻しか撮れませんでした。
どこに写っているかわかりますか?
ん?
九州の木は本州の山で見る木ともなんか違いますね。
グニャグニャしています。
昭文社の山地図のコースタイムは全然守れませんでしたが、道を間違えなかったことが良かったと思っています。
昨日は由布温泉に行ったので、今日は別府側に向かいました。
由布で100円のお風呂があるなら別府でもあるはずと思い探すと…もちろんたくさんあります。
ネットだと「別府 100円 温泉」このキーワードで情報が出てきます。
無料温泉もあるらしいのですが、駐車場がある無料温泉は見つけられませんでした。
不老泉(0977-21-0253)という100円とは思えない綺麗な温泉へ。
蛇口からお湯はでないので、別府流の湯船汲み取り式で入りました。
K
埼玉県在中。旅することが大好き。30歳にすべての仕事を辞めて火山を登りながら車中泊で日本を一周が終わり日常に戻りました。もうアラフォー・・・になったのですが、気が向いたときにブログの更新をします。
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