いよいよ中国地方最高峰と詠われている大山へ。
ここまでヌルヌルとした低い山が連なっていて、中国地方の山は堪能していなかったのでいよいよといった感じです。
朝8時くらいから登山開始。
大山の登山ルートは2つあって、ひとつは「夏山登山コース」、もうひとつは「ユートピアコース」。
「夏山登山コース」には、もう一つ「行者コース（6合目あたりで夏山登山道と合流）」がありました。
「ユートピアコース」は難所が多く、かつ山頂に着けない（そこからは縦走すれば山頂に行けます）ので、行きは夏山登山道で登って、帰りは行者コースで下るという話で登山開始。
ところが登山届けを出したときに気づいたのですが、大山の山頂、剣が峰には登れない様子なのです。
山頂付近は崩落していて、弥山が山頂の様子。
剣が峰には縦走禁止とかかれていました。
もちろんユートピアコースから弥山に向かっての縦走も禁止です。
「えー。大山って山頂まで登れない山なんじゃん。詐欺じゃん。」
「弥山まで行ってみて、行けたら行ってみようよ。」
ところが、最初から夏山登山口を間違えて行者コースで登りはじめてしまいました。
寺や神社を通って砂防を横断します。
その後は幅の狭い階段をずっとひたすら登りると夏山登山道に合流しました。
逆に下りでこのコースを選ばなくて良かったです。
幅の狭い階段は下りだとすごく怖そうです。
途中に見える山肌は、崩落しているのが荒々しさをかきたててカッコ良い。
9合目を越えたあたりになると木道に変わりました。
周りには高山植物の木が広がります。
知らないおじさんに「この実はボブ○○（名前を忘れてしまった）っていうんだ。甘くておいしいから食べてみな。」と言われたので、小さくて赤い実をもぎって食べました。
確かに美味しく、お腹も空いていたので、歩いてはもぎって食べているうちに山頂に到着しました。
弥山の山頂には「大山山頂」の頂標が。
いや、ここは「弥山」だし！とツッコミいれました。
今までに、登った山では例えば「東峰が崩落しているので西峰を山頂とする」などはあったのですが、山違いで山頂堂々とを詠っているのは大山が初めてです。
「大山」の名前ブランドに頼りすぎと思ってしまいました。
「弥山山頂」と書くべきでしょう。
鳥取県は「大山の山頂には登れません」となんで言わないのだろう…。
行けたら行ってみようと言っていた大山山頂までの道はこんな様子。
確かに尾根は細く怖そうで、私たちの実力では大山の剣が峰には行けそうもありません。
なので「大山に登る」とは言わずに「弥山に登る」と言うのが正解だと思います。
というわけで、大山は山頂まで行けない納得のいかない山でした。
K
埼玉県在中。旅することが大好き。30歳にすべての仕事を辞めて火山を登りながら車中泊で日本を一周が終わり日常に戻りました。もうアラフォー・・・になったのですが、気が向いたときにブログの更新をします。
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