19:30苫小牧発の新日本海フェリーに乗り込み、さっそく2等席の女性部屋へ。
すでに女の子が一人いたので挨拶をしてみました。
「こんばんわ。」
「こんばんわ。」
その子はじっと私の目を見つめてきます。
「あの、もう一人いるんで。」
部屋を見ますが、その子以外にいませんでした。
「はい?えっと?」
「あぁ。気にしないでください。」
めちゃめちゃ気になりますけど。
その子は本を読んでいるのかと思ったら、手元に持っているものは本ではなく何かのお経でした。
壁に向かってお経を読んでいるのでした。
しばらくすると私の隣にやってきました。
「コンセント使うならi-phoneを抜いていいですから。」
私は返事をしてから部屋を出ました。
消灯時間まで部屋に戻らなかったことは言うまでもありません。
部屋に戻ると真っ暗で、その子は寝ている様子でした。
女性専用2等席は1部屋しかなく、男女共同の部屋に移ろうかとも思いましたが、やっぱり女性だけのほうが気楽なので、その部屋にとどまることにしました。
出港の時は思わず涙が出てしまいました。
かれこれ10回目くらいの訪問となる北海道ですが、いつも思い出がいっぱいです。
フェリー内は、映画館、卓球ルーム、お風呂、食堂と充実していてあまり退屈しませんでした。
夜ご飯です。
次の日のお昼はカレーを食べました。
700円で、まぁまぁ美味しい。
海上を眺めながら入れるなんて贅沢だなぁとつくづく思いました。
ゲームセンターもありました。
酔い止め薬が良く効いて、見えないもう一人が誰なのか考える間もなく眠りに落ちました。
翌朝は、お経の彼女が「おはようございます!」というひとりごととともにカーテンを開けたので5:30くらいに起きてしまいました。
朝からなんですか。あなたは寮長ですか。
しょうがないので起きてダラダラしたり、次の山のプランを決めたり、昼寝をしているうちにあっという間に15:20頃、新潟港に到着してしまいました。
自分が寝ている間にも目的地まで進めるっていうのは楽チンでいいなぁと思ったのです。
次は磐梯山に登る予定なので、新潟港から一気に磐梯山まで走り八方平駐車場で車中泊です。

K
埼玉県在中。旅することが大好き。30歳にすべての仕事を辞めて火山を登りながら車中泊で日本を一周が終わり日常に戻りました。もうアラフォー・・・になったのですが、気が向いたときにブログの更新をします。
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